副作用・リスクはあるの?

肌の再生力を刺激し、肌本来の自然治癒力を促す効果のあるダーマペン。さまざまな効果が期待できることから、美肌ケアとして人気のメニューですが、気になるのは副作用やそのリスク。ここでは、ダーマペンで考えられる副作用やリスクについて紹介しています。

もくじ

ダーマペンで期待できる効果

ダーマペンは、極細の針で肌に穴をあけ、肌本来が持つ自然治癒力を高める施術法です。針を刺した肌は、傷を治すためにコラーゲンやエラスチンの生成につながる成長因子が作り出されます。これにより、皮膚の生成を助け、肌の改善が期待できるのがダーマペンの仕組みです。

ダーマペンの副作用は?

しかし、針で肌に傷をつけていくことから、赤みや炎症といった副作用が出ることがあります。主な副作用についてひとつずつ見ていきましょう。

赤み

ダーマペンは、施術後に肌の赤みを生じることがあります。これは、針で穴をあけることで肌の再生力が刺激され、一時的に血流が増加するため。赤みが気になるときは保冷剤などで肌を冷やすことで赤みを和らげることができるでしょう。

出血

ダーマペンに使用する針はとても細い針ですが、肌の部位によっては出血のリスクがあることも。とくに、皮膚が薄い箇所は出血するリスクが高くなりますが、施術中に止血を行ってくれるため、心配はないでしょう。内出血を起こした場合も1週間ほどで自然に治まることが多いようです。

炎症

補修作用を促すために肌に針で傷をつけていくことから、肌が赤く炎症を起こすことがあります。炎症がおきた場合は強くこすらず、肌を刺激しないようにします。冷やすことで炎症が治まる場合もありますが、腫れや痛み、かゆみなどが長引くようであれば施術を受けたクリニックに相談しましょう。

かさぶた

針で傷をつくるダーマペン施術を受けた方のなかには、施術後にかさぶたができたというケースもあります。 かさぶたができているのは肌が再生している証拠なので、自然にはがれるのを待ちます。無理にはがしてしまうと新たな傷を作ってしまう可能性があるため、はがしたい気持ちをぐっとこらえて待ちましょう。

痛みはある?

ダーマペンは針で肌に穴をあけるためチクチク・ヒリヒリといった症状がでる場合もあります。痛みが苦手な方は施術前に麻酔クリームを塗ることもできるので、気軽に相談してみましょう。麻酔クリームを塗ることで、痛みを感じることなく施術を終えることができます。

ダーマペンを受けられない人は?

ダーマペンの針は金属でできているため、金属アレルギーの方は施術を受けることができません。金属アレルギーをお持ちの方には金属を使わずにできる他の施術を案内してくれるので、相談してみてください。

アフターフォローが
充実したクリニックを選んで

ダーマペンで起こりうる副作用やリスクについて紹介しました。針で穴をあけることで、赤みや炎症が起こる可能性がありますが、数日たてば落ち着くので心配はいりません。しかし、症状が長引く場合はすみやかにクリニックへ相談しましょう。そのような場合に備えて、アフターフォローがきちんとあるクリニックを選ぶことが何より重要です。

監修医師:吉岡容子先生
吉岡先生

東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、「明治通りクリニック」皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より「医療法人容紘会高梨医院」皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として現在も勤務する傍ら、皮膚科・美容皮膚科関連記事やWebメディアなどの監修を行う。


クリニック公式サイト:https://www.takanashi-hp.com/hifuka/

ブログ:https://ameblo.jp/takanashiiin/