ダーマペンとセルフダーマペンの違いは?

セルフダーマペンは危険?失敗すると余計に肌を悪化させてしまうかも。ダーマペン施術を失敗したくない方のために、ここではセルフダーマペンとダーマペンの違いや、セルフケアで起こるリスクについて解説しています。

もくじ

セルフダーマペンとは

セルフダーマペンとは、個人でダーマペンの機器を購入し、施術を自分で行うことです。価格も1万円前後で購入できることから、手軽にダーマペンができるとして注目されています。

個人で購入できるダーマペンは医療機関で取り扱っているものとよく似たもので、針の深さも調整することができます。

ダーマペンとの違い

しかし、個人で購入するセルフダーマペンと医療機関で使われているダーマペンは似ているだけで、まったく同じものではありません。そのため、購入しても医療機関と同じ施術ができるわけではないので注意が必要です。

また、クリニックで行うダーマペン施術には痛みを軽減する麻酔クリームがありますが、セルフダーマペンには基本的に麻酔クリームはついていないので、別途自分で用意する必要があります。こちらの麻酔クリームは1,500〜4,000円程度で購入することができます。

セルフダーマペンのメリット

セルフダーマペンのメリットは、クリニックよりも安い価格でダーマペン施術を受けることができることです。カウンセリング代や交通費などもかからないので、クリニックで受けるよりも大幅に費用をカットすることができます。

クリニックに通う必要がない・時間を短縮できるというメリットもあります。クリニックに予約し、問診、カウンセリング…といった工程が面倒な方は、自分でやった方がいいとセルフダーマペンを選択する方もいます。 時間やお金を削減したい方にとっては、セルフでできるメリットを感じるでしょう。

セルフダーマペンのデメリット

しかしながら、セルフダーマペンにはさまざまなデメリットが隠されています。

  • 医師のカウンセリングがないまま施術を行う
  • 仕上がりにムラができてしまう
  • 感染症のトラブル
  • 今まで以上に状態を悪化させる

などが考えられます。

セルフダーマペンにはメリットもありますが、こうした危険性を知らずにやってしまうと、あとで後悔することになります。特に、感染症などのトラブルは自分で治すことはできませんので、大きなリスクとなります。ダーマペンは肌に針を刺すことから、医師のカウンセリングなしに施術を行うのは危険であるということをしっかり理解しておいてください。

肌荒れを悪化させる危険性も

また、セルフでダーマペンを行った結果、余計に肌トラブルを悪化させてしまったというケースもあります。

クリニックなどの医療機関でダーマペンを行う場合、炎症部分や肝斑のある部分には針を当てないよう、細心の注意を払って施術を行います。とくに、肝斑にダーマペンを当てるのは禁忌だといわれています。

しかし、自分の肌をきちんと診断するのは難しいもの。自己判断で余計に悪化させないよう、こうした肌トラブルのリスクには十分注意が必要です。

本気で改善するなら
クリニックがおすすめ

セルフダーマペンの特徴やメリット、デメリットについて解説していきました。医師によるカウンセリングや実績あるクリニックで施術を行うことは決して遠回りではありません。本気で肌改善をしたいなら、信頼できるクリニックを見つけることです。

セルフで行うダーマペンのメリットだけに目を向けるのではなく、セルフで行うリスクについても十分検討したうえでどうするか決めましょう。

監修医師:吉岡容子先生
吉岡先生

東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、「明治通りクリニック」皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より「医療法人容紘会高梨医院」皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として現在も勤務する傍ら、皮膚科・美容皮膚科関連記事やWebメディアなどの監修を行う。


クリニック公式サイト:https://www.takanashi-hp.com/hifuka/

ブログ:https://ameblo.jp/takanashiiin/