施術の流れは?
ダーマペンは、極細の針を皮膚の真皮層に刺して肌の回復力を促す施術。肌本来が持つ再生力を促すことで、ハリやツヤを取り戻したり、ニキビ跡やクレーターなど凹凸をなめらかにする効果があります。ここでは、そんなダーマペンの施術の流れについて紹介していきたいと思います。
ダーマペンとは
ダーマペンは、髪の毛よりも細い極細の針が先端についたペン型の機器を使って、皮膚に無数の小さな穴をあけて肌の再生を促す施術のこと。肌が持つ回復力を利用して、肌質改善を目指します。
傷ついた肌細胞を再生することで肌の凹凸を滑らかにし、ニキビ跡やクレーターの改善、毛穴の開きに効果が期待できます。そのほか、黒ずみや色素沈着などさまざまな肌悩みにアプローチし、継続することでより効果を実感できる美容施術です。
施術の流れ
ここからは、実際にダーマペンを受けるまでの流れについて確認していきましょう。
1 予約・問診
まずは診察を受けるための予約をします。クリニックによっては予約制のところもあるので、電話またはWEBから予約をとります。
2 カウンセリング
当日はクリニックでカウンセリングを受けます。初診の場合は保険証が必要になりますので、忘れないように持っていきましょう。
ダーマペンは当日施術をすることも可能ですが、予約状況によっては当日の施術を受け付けていないことがあります。当日施術を受けたい場合は予約時に確認しておきましょう。
問診票に記入し、その後カウンセリングに移ります。カウンセリングは30分ほどかかりますので、スケジュールには余裕を。
気になることは必ずカウンセリングで確認しよう
気になることはカウンセリング時に必ず相談・確認しておきます。例えば、痛みが苦手な方などは事前にスタッフへ伝えておくとスムーズです。麻酔クリームの塗布は料金に含まれているクリニックもあれば、別途追加料金が発生するところもありますので、施術内容や料金にズレがないかも確認しましょう。
追加する美容成分を決めよう
ダーマペンは、薬剤を導入して効果を高めることができます。どれがいいかわからないという方にはスタッフがアドバイスしてくれるので、気軽に相談してみましょう。
3 施術
施術内容が決まったら、いよいよ施術です。施術までの流れは以下の通りに進んでいきます。
- 洗顔
- 麻酔クリームの塗布(麻酔が効くのを待つ)
- 施術内容に沿ってダーマペンを行う
- 薬剤を導入する場合はこのタイミングで美容成分を塗布する
- クリーニングして終了
4 施術後のアフターケア
施術後は赤みが出ることからシートマスクをしてクールダウンするクリニックもあります。また、施術後の肌はとてもデリケートな状態のため、メイクをすることができません。施術後12時間は洗顔もNGなので、なるべく触ったりせずに優しくすること。施術当日は入浴や激しい運動は避けて、自宅でゆっくり過ごしましょう。
5 ダウンタイム
施術後数時間〜数日は赤みが出ることがあります。赤みは徐々に引いてくるので、あまり心配しないようにします。ただし、1週間以上経っても赤みがひかなかったり、腫れや痛みが治らない場合は速やかにクリニックへ相談しましょう。
赤みが引いてきたあたりから肌にツヤやハリが出てきて、施術後の効果を感じることができます。
相談しやすい
クリニックを選ぼう
ダーマペンの施術について、具体的なイメージが掴めたでしょうか?ダーマペンは比較的ダウンタイムの少ない美容治療ですが、施術後は赤みやかゆみといった症状ができることがあります。ダーマペンをはじめとする美容施術を受けるときは、相談しやすく通いやすいかどうかをポイントに、自分に合ったクリニックを選びましょう。
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、「明治通りクリニック」皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より「医療法人容紘会高梨医院」皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として現在も勤務する傍ら、皮膚科・美容皮膚科関連記事やWebメディアなどの監修を行う。
クリニック公式サイト:https://www.takanashi-hp.com/hifuka/