痛い?痛くない?
針で皮膚に微細な穴をあけることで肌の再生力を促すダーマペン。ダーマペンは痛いって本当?針で穴をあけるなら痛いんじゃない?そう考える方に向けて、ダーマペン施術の痛みについて解説していきます。
ダーマペンとは
ニキビやニキビ跡、クレーターや毛穴の開きなど、さまざまな肌の悩みに効果が期待できるとして、人気の高いダーマペン。継続して施術を行うことで効果を実感できますが、施術に痛みを感じるという声も。痛みが苦手な方にとってはハードルが高く、なかなか施術に踏み切れないという方もいるのではないのでしょうか。
ダーマペンは痛い?
ダーマペンは、注射器よりももっと細い極細の針で皮膚に無数の穴をあけ、肌本来が持つ自己治癒力を高める施術です。
針で皮膚に穴を開けるということから、痛そうなイメージを持つ方も多いこの施術。しかし、針は先ほどもお伝えしたとおり、極細の針ですので耐えられないほどの痛みではないよう。実際の痛みはというと、チクチク、ヒリヒリといった表現をすることが多く、施術によって多少の痛みを感じる人もいます。
ダーマペンで痛みを感じる原因
ダーマペン施術では針の長さを調節することができ、部位や改善したい症状によって針を刺す長さを変えていきます。ダーマペンの効果をより得るためには、肌の真皮層まで届くように刺す必要があり、この針の長さが痛みの原因となるようです。
また、脂肪の少ない骨に近い部位や神経が集中している箇所などを針で刺すことで痛みを感じやすくなります。
ダーマペンで痛みを感じやすい部位
ここでは、ダーマペンによって痛みを感じやすい部位を解説していきます。
おでこの生え際
おでこや生え際は、骨に近い部分なので痛みを感じやすい人が多いようです。また、麻酔クリームを塗っていても量が足りなかったり、塗り方にムラがあったりすると痛みを感じることがあります。
フェイスライン
皮膚が柔らかく、骨にも近いフェイスラインも痛みを感じることがあります。とくに、ニキビ跡やクレーターでお悩みの方は、フェイスラインを中心に施術を行うケースもあるので、結果的にダーマペンは痛いといった感想を持つこともあります。
頬骨
人によって個人差はありますが、頬骨など高い部位も痛みを感じることがあります。骨が近いと痛みを感じやすいので、頬骨が高い方などは痛みを感じることがあるかもしれません。同じように、骨が近い鼻の頭なども痛みを感じることがあります。
痛みはどのくらい続く?
ダーマペンによる痛みは個人差がありますが、施術後数日間続くことがあります。主な症状としては針で刺すことによる赤みの出現や炎症、かゆみなど。これらの症状は施術後2〜3日で改善することが多く、そこからだんだんと効果を実感できるようになります。
ただし、痛みや炎症、かゆみが1週間以上続くようなら施術したクリニックへ相談しましょう。
ダーマペンによる痛み対策
ここまで、ダーマペンの痛みについて解説しました。痛みが苦手な方はどうしても躊躇してしまいそうですが、ダーマペン施術には痛みを軽減しながら施術ができる方法があるのでクリニックに相談してみましょう。
麻酔クリームを使用する
ダーマペンを行うほとんどのクリニックで、麻酔クリームを使用してくれます。痛みが苦手な方は施術前に麻酔を希望しておくことでほとんど痛みを感じることなく施術を終えることができます。
クリニックによって麻酔はオプションとなる場合もありますので、事前によく確認しておきましょう。
ダーマペン4なら痛みを抑えることができる
ダーマペンの中でも新しい機器である「ダーマペン4」は、髪の毛よりも細い針にと高速振動により、従来のダーマペンよりも肌への負担を抑えることができます。
痛みが気になる場合は、治療を受けようと考えているクリニックが導入している機器をチェックしておくといいでしょう。
ダーマペンの痛みは
軽減できる
人によっては痛みを感じることのあるダーマペン施術ですが、工夫することによって痛みを軽減することができます。
また、施術を受ける前に担当医に痛みが苦手であることを伝えておくことも大切です。可能な限り、痛みを軽くしながら施術を行ってくれるはずです。自分の希望を伝えるためにも、気軽に相談しやすいクリニックを選びましょう。
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、「明治通りクリニック」皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より「医療法人容紘会高梨医院」皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として現在も勤務する傍ら、皮膚科・美容皮膚科関連記事やWebメディアなどの監修を行う。
クリニック公式サイト:https://www.takanashi-hp.com/hifuka/